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安全な染料

白髪染めは身体の一部に使用するものですから、できる限り安全で安心して使用できる成分を選びたいものです。ここでは、安全性が高いと言われている次の3つの染料についてご紹介します。

塩基性染料

髪や地肌へのダメージが少ない成分の代表的なものとして「塩基性染料」があります。塩基性染料とはどのような特徴があるのでしょうか。

塩基性染料とは

塩基性染料とは2001年4月に実施された化粧品規制緩和によって使用できるようになった染料であり、「半永久染毛剤」という化粧品に分類されています。白髪染めなどの成分表に「塩基性青99、塩基性茶16」など「塩基性○○」と表記されているものは、塩基性染料が使用されている商品です。

染料には大きく分けて「合成染料」と「天然染料」に分かれますが、塩基性染料は合成染料に分類されます。合成染料と聞くと髪へのダメージが大きい印象を持ってしまいがちですが、塩基性染料は医薬部外品に分類される「永久染毛剤」のように髪に浸透した薬剤の化学反応によって発色するのではなく、髪に浸透せずに髪の表面で発色するのが特徴です。

塩基性染料が安全な理由

塩基性染料が髪に浸透せずに発色する秘密は「イオン結合」という現象にあります。

イオン結合とは塩基性染料が持っている+イオンと、髪の表面にあるケラチンタンパク質の-イオンが静電気的な反応によって定着する現象のこと。従来の染料のように髪のキューティクルをこじ開けて染料を浸透させるのではなく、髪の表面に吸着するので、髪に与えるダメージを抑えながら染めることができるのです。

また、塩基性染料には皮膚に付いてしまっても染料が皮膚に付きにくい性質を持っているため、地肌へのダメージも少なく、安全に使用することができるのも特徴。白髪染めしたいけれど、髪や地肌へのダメージが気になる方にとってオススメの染料です。

さらに塩基性染料のもう一つの特徴としてはトリートメント成分との相性が良いという点。高いトリートメント効果をもつ成分と配合した白髪染めを使うことにより、髪のうるおいとツヤを保ちながら美しく染め上げることができるのです。

このように塩基性染料は、髪や地肌に優しく安全な染料として、手軽に使用することができる成分であると言えます。

長く使うものだから安全で安心できる成分を!

塩基性染料は髪や地肌へのダメージも少なく、安全に使うことができるというメリットがありますが、その反面、何度も使用しないと色が染まりにくいというデメリットも。また、染まった後の色持ちする期間も少なく、平均すると約2~3週間で色落ちしてしまう傾向があります。

色持ちの良さに関しては永久染毛剤には及びませんが、永久染毛剤は色持ちが良いぶん髪や地肌へのダメージが大きいのが特徴。特に白髪染めは長期間使用し続ける染料ですので、髪と地肌への影響を考えると健康的に良い成分であるとは言えません。

長く使用するものだからこそ、髪と地肌に優しく、安全で安心して使える成分を選びましょう。

塩基性染料が使われている白髪染めヘアトリートメント

HC染料

白髪染めしたいけれど、染料が髪に与えるダメージが気になる方や、肌の弱くてかぶれやすい方など、できるだけ髪や地肌に優しい白髪染めを探している方にオススメの成分が「HC染料」です。このHC染料には、どのような特徴があるのでしょうか。

髪に優しいHC染料

HC染料とは2001年4月に実施された化粧品規制緩和により白髪染めなどに使用できるようになった染料の1つで、「半永久染毛剤」という化粧品に分類される染料です。

HCとはHair Colorの略称で、白髪染めなどの成分表には「HC黄2、HC青2」など「HC○○」と表記されているものはHC染料が使用されている商品です。HC染料の特徴は何と言っても髪に優しい染料であるという点。髪や地肌へのダメージが少なく、白髪染めを使う時の刺激が気になるという方でも、安心して使用することができる成分です。

HC染料が髪に優しい理由

医薬部外品である「永久染毛剤」を使用した白髪染めの場合、髪の表面にあるキューティクルを化学反応によってこじ開けて、その隙間から染料を髪の毛に浸透させて発色させます。無理矢理キューティクルを開いて染めるわけですから髪へのダメージは大きく、地肌への刺激も強くなってしまうのです。

HC染料の最大の特徴は、成分の分子が小さい点。分子が小さいため永久染毛剤のようにキューティクルを無理に開く必要がなく、キューティクルの隙間から染料が浸透して着色することにより、髪を傷めるとことなく染めることができるのです。

さらにHC染料は刺激の少ない中性で安全性も高く、地肌に付きにくいという特徴もあり、髪だけでなく地肌にも優しい染料であると言えます。

髪や皮膚が弱い方にはオススメの成分!

HC染料は分子が小さく、髪を傷めることなく染料が浸透するというメリットがありますが、分子結合力が弱いために染料が流出しやすく、色持ちが短いというデメリットも。HC染料だけだと頻繁に白髪染めをして色落ちを防ぐ必要がありますが、HC染料に加えて塩基性染料を配合することで色持ちを長持ちさせる効果があり、現在ほとんどの白髪染めトリートメントではこの2つの成分が配合されています。HC染料がキューティクルの隙間から浸透して発色し、塩基性染料が髪の表面で発色することでさまざまなカラーバリエーションを可能とし、色持ちを保つ効果があるのです。

それでも色持ちする期間は平均すると約2~3週間と言われていますので、強い洗浄力を持つシャンプーの使用を控え、キューティクル保護成分を含んだカラーリング用シャンプーなどを使用して、できるだけ色持ちを長くすると良いでしょう。

HC染料は髪と地肌に優しく、自然な染め上がりが特徴。普段から髪が傷んで困っている方や、皮膚が弱くてかぶれてしまいやすい方、白髪染めの刺激臭が苦手な方にはオススメの成分です。

HC染料が使われている白髪染めヘアトリートメント

天然染料

身体に使うものは天然由来の成分であれば安心して使うことができますが、それは白髪染めでも同じことが言えます。天然成分の染料の代表的なものにヘナやクチナシなどがあげられますが、これらの天然染料の特徴についてご紹介します。

ヘナやクチナシなどの天然染料の特徴とは

インディゴやウコンなど、天然染料に使われる原料はさまざまですが、その中でもヘナやクチナシは有名です。ヘナはインドの伝承医学であるアーユルヴェーダでは薬草として使用されているミソハギ科の植物。ヘナに含まれている「ローソニア」という色素が髪のタンパク質に付着することにより髪がオレンジ色に染まります。

クチナシは漢方薬の原料としても有名なアカネ科の植物で、白髪染めトリートメントの原料に広く使われている天然染料。染料としてのクチナシの色は黄色ですが、クチナシの果実である山梔子(さんしし)からは青色の染料を抽出することができます。白髪染めの染料は複数の色を組み合わせて色を作るので、1つの天然染料から複数の染料を抽出できる点が染料として広く使われている理由だと言えます。

髪と地肌に優しい天然染料

天然染料の特徴は、やはり髪と地肌に優しいということ。アーユルヴェーダや漢方などの医療目的で使用される成分であることから、髪へのダメージや地肌のかぶれなどはほとんどありません。

また、ヘアカラーなどの「永久染毛剤」のように化学的な方法で染めませんので、自然な感じの髪に染め上げることができ、一度しっかり染めるとほとんど色落ちしないという特徴もあります。

もうひとつの特徴として、ほとんどの天然染料にはトリートメント効果があるという点があげられます。天然成分が傷んだ髪の内部に浸透して髪の表面をコーティングし、髪にハリやコシを与える効果も。さらにヘナなどの殺菌効果を持つ天然染料を使用することで、頭皮を清潔な環境に保って抜け毛予防の効果もあります。

手間や時間はかかるが優しさを優先!

天然染料を使う時に気になるのは、その放置時間の長さです。商品にもよりますが、染める準備も含めると最低でも30分以上、しっかりと染料を髪に浸透させたい場合は1~3時間程かかる商品も。これに加えて、粉末の染料の場合はお湯に溶かすなどの準備も必要で、何かと手間がかかるものもあります。

また、天然染料の場合は原材料によって植物の臭いが強く、染めた後も数日は臭いが残るものもあり、あらかじめどのような臭いがするかを確認しておいた方が良いでしょう。

ヘナなどの天然染料を使う上で気を付けたいのは、「100%天然染料」と「化学合成染料+天然染料」の2種類の商品があるという点。「植物由来の天然成分」というキャッチコピーがついている商品でも、化学合成染料を含んでいる場合は髪や地肌に刺激が強い場合もありますので注意が必要です。

ヘナなどの天然染料を使うには準備なども含めると手間や時間がかかりますが、何よりも髪と地肌に優しいという点が最大の魅力。とにかく髪にダメージを与えたくない方や、敏感肌で悩んでいる方にはオススメです。

天然染料が使われている白髪染めヘアトリートメント

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