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アレルギー反応は出ないの?

薬局などで売られていたり、ネットが普及するなどして手軽に購入できる白髪染め。しかし、一般的な白髪染めに含まれている成分には、使用前には想像もしないようなアレルギー症状を引き起こす危険性があることをご存知ですか?

意外と知られていない白髪染めに含まれている危険な成分や、アレルギー症状の種類、安全な白髪染めとはどういったものなのか詳しく調べてみました。

白髪染めによるアレルギーは意外と身近な問題

白髪染めによる皮膚障害は平成22年度から26年度までの5年間で1,008件報告されており、毎年200件近く発生していることになります。さらに、1,008件のうち166件はアレルギー症状が1ヵ月以上も続くほど重症化しているのです。

皮膚障害がこれだけ報告されているものの、その危険性はあまり認識されていないのが現実。消費者安全調査委員会が行った調査によると「白髪染めがアレルギー反応を引き起こす可能性がある」と知っていた人は62.1%にとどまり、32.1%もの人が知らないと答えたそうです。

また、白髪染め前にセルフパッチテストをしたことが1度もないと答えた方は68%にものぼり、いつも実施していると答えた人はわずか2.3%にとどまりました。

危険性への認識はあまりにも低く、白髪染めで異常を感じた場合も「しばらくすると症状が治まったので、何もしなかった」と答える人が52.8%と半数以上。なかには白髪染めを使用するたびにかゆみを感じていたが数年間も放置し、ガマンできないほど症状が悪化してやっと医療機関を受診した方もいるそうです。

白髪染めの使用説明書には何らかの異常を感じた場合は医師の診断を受けるよう記載されていますが、実際に医療期間を受診した方は多くありません。アレルギーの問題を身近に捉えていない方が多いことが大きな原因と言えるでしょう。

白髪染めによるアレルギーの原因となる成分とは?

白髪染めに含まれているアレルギーの原因となる成分を一部紹介します。

パラフェニレンジアミン

パラフェニレンジアミンは白髪染めに含まれる成分の中で最もアレルギーを起こしやすい成分。「アレルギーを起こしやすい成分25種」の1つにも指定されています。染毛力が高いため白髪染めには多用されているものの、その毒性の強さは一部の国で劇薬に指定されているほど。

トルエン2.5ジアミン

アレルギー反応が出やすいといわれるパラフェニレンジアミンの代替として配合されることが多い酸化染料。パラフェニレンジアミンと比べると毒性は弱いものの、それでも肌への刺激が強く、アレルギー反応を起こしやすい成分です。

パラアミノフェノール

名前にジアミンが含まれていませんが、パラアミノフェノールもアレルギー反応を起こしやすいジアミン系の一種。硫酸塩とも呼ばれており、アナフィラキシーショックや再生不良性貧血を引き起こすリスクがあるほか、発がん性物質の1つでもあります。

過酸化水素

過酸化水素は白髪染めの2剤に含まれている髪を脱色するための成分です。強い刺激があるのも特徴で、皮膚についてしまった場合はアレルギー反応を起こしてしまうほか、髪へのダメージも大きく、白髪そのものの原因になってしまうこともあります。

知っておきたい白髪染めのアレルギー

一般的に販売されている白髪染めには、パラフェニレンジアミン(PPD)が含まれています。聞き慣れない人もいるかもしれませんが、実はこれ、有害の化学物質で刺激の強い染毛剤なのです。

アレルギー症状の表れ方は、その人の体質や使用時の体調によっても異なります。どのような症状が表れるのか、レベルに分けてまとめてみました。

軽度 白髪を染めている最中、頭皮がピリピリと痛んだり、皮膚が一時的に炎症を起こす。
中度 かぶれや湿疹、酷いじんましん、腫れ・むくみといった症状。
重度 発ガンや喘息、呼吸困難、意識障害などといった症状が表れ、最悪の場合アナフィラキシーショックが起こり、死に至ることもある。

代表的な症状を詳しく解説

軽度の症状

白髪染め中に起きる頭皮のヒリヒリ感や痒みは「刺激性接触皮膚炎」の可能性があります。これは刺激物質が肌や頭皮に付着することで起きる炎症で、刺激物質の強さによって症状の程度も変化するのが特徴。誰にでも起こりうる炎症で、特に敏感肌の方は注意が必要です。一時的な炎症ですが、症状がひどい場合やなかなか炎症が引かない場合は念のため医師の診断を受けましょう。

中度の症状

腫れや赤み、痒み、湿疹、頭皮のじゅくじゅく感といった「かぶれ」による症状をアレルギー性皮膚炎と言います。ジアミン系の成分によって引き起こされるアレルギー反応で重症化すると数ヶ月以上症状が続くこともあるそう。炎症が顔まで広がってしまった場合、瞼や顔全体が腫れてしまったり、炎症による傷からじゅくじゅくとした滲出液(しんしゅつえき)が出たりすることも…。

重度の症状

白髪染めに含まれるジアミン系の成分は時に非常に重いアレルギー反応である「アナフィラキシーショック」を引き起こすこともあります。アナフィラキシーショックとは意識障害や呼吸困難、血圧低下といった症状のことで死を招く可能性もあるのです。また長期間の継続的な使用は発がん性物質を体内に蓄積し、癌にかかるリスクを高めてしまいます。

アレルギーの治療方法は?

かぶれやじんましんといった白髪染めによるアレルギー症状が出た場合は放置せず、医師の診断を受けることが重要です。軽い症状のアレルギーでも、時間が経つと急激に悪化することもあります。

かぶれやじんましんの治療には痒みや炎症を抑えるためのステロイド系の内服・外用薬やアレルギーの症状を抑える抗ヒスタミン剤を用いるのが一般的。アレルギー症状が酷ければ酷いほど、薬の強さも上がっていきます。ステロイド系は皮膚を薄くしたり毛細血管を拡張させたりといった副作用が特徴。長期の継続的な使用は控えたほうがいいでしょう。

治療は今出ているアレルギー反応を抑えるだけで、根本から治すことはほぼ不可能です。白髪染めの成分でアレルギーが出た場合は、今後その成分が入ったヘアカラー剤の使用を必ず避けるようにしましょう。

症状が出たら皮膚科を受診すること

白髪染めに潜むアレルギーとはアレルギーは、一度症状が出てしまうと、基本的にはずっと反応が起こります。軽度ですぐに症状がおさまる時は緊急性は高くありませんが、中度の症状が出てきたら、すぐに皮膚科を受診してください。

最悪の場合、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまうことがあります。パラフェニレンジアミンが使われた染毛剤で何度も白髪染めをしていると、突然命を奪われることになりかねません…。怖いのは、アレルギーは誰にでもなる可能性があり、それがいつ出てくるか分からないことです。使用前にパラフェニレンジアミンが使われているかどうかを確かめたり、パッチテストを行うようにしましょう。

白髪染めの前にパッチテストを!

アレルギートラブルを起こさないためには事前にパッチテストを行うことが重要です。パッチテストとは少量のヘアカラー剤を腕に付けて、アレルギー反応が出ないかを試すテストのこと。白髪染め商品の説明書にはこのパッチテストを必ず実施するようにと記載されています。

ですが、きちんとパッチテストを行う方は多くありません。アレルギーは腫れやただれ、かぶれを引き起こすだけでなく、命に関わる危険性もあります。白髪染めによるアレルギーの危険性をきちんと把握して、必ずパッチテストを行うようにしましょう。

白髪染めのアレルギーを避けるにはどうしたらいいの?

今まで平気だったヘアカラー剤でも急にアレルギー反応が出てしまうことがあります。「前回は平気だったから」と油断してはいけません。白髪染めによるアレルギーを避けるためにパッチテストは毎回必ず実施するようにしましょう。

重篤なアレルギー反応を避けるには多少の痒みや腫れでも放置しないことが重要です。白髪染めをするたびに痒みや腫れ、頭皮のヒリヒリ感といった症状が起きるという方はすぐに医療機関を受診しましょう。

また、アレルギー対策としてジアミン系や過酸化水素といった危険成分が含まれていない安全な白髪染めを使うのもおすすめです。

安心安全な白髪染めを使うのが一番のアレルギー対策

「アレルギーの心配がない、安心安全な白髪染めなんてあるの?」と不安に思われる人もいると思いますが、ご安心ください。パラフェニレンジアミンが使われていないことはもちろん、刺激が少なく髪や肌に優しい…という夢のような白髪染めが存在するのです。ランキングでオススメの白髪染めを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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